コメント:ところで、虎魚の毒ヒレは「指先を刺されただけで、腕一本腫れあがる」とか「相撲取りでも泣く」と言われるほどのもの。これはもう素人の手には負えません。虎魚料理に挑戦される方は、是非お気をつけください。
不細工な外見と背鰭の猛毒は、美味しすぎる身を持ってしまった虎魚の自衛手段なのでしょう。しかし、猛毒を隠し持ちながら海底に潜んで餌を待つ。そんな生き方は私には向きませんね!?
レシピ:
虎魚料理と言えば、まず薄造りです。
三枚に下ろしたら皮を引いて、丁寧にそぎ切りしていけばOK。フグのようにコロコロとした体型なので、比較的下ろしやすい魚です。皮も簡単に引くことが出来ます。
白身の薄造りが出来たら、皮と肝、さらに胃袋もお忘れ無く。これらを茹でて細切りし、薄造りに添えるのが本格的です。
湯に投じたとたんに膨れてくる皮は鮟鱇に似た感じ。胃袋もそれなりです。しかし、特筆したいのは肝。新鮮なせいもあったのでしょうが、クセや臭みが一切無く、今まで食べた魚の肝の中では、最も美味でした。「肝臓はかくありたい!」「γ-GTPはきっと正常値なんだろう」などと関係ないことを思い浮かべてしまいました。
残ったアラは当然、味噌汁。昆布だしに九州の麦味噌、日本酒少々を加えて煮込めば出来上がりです。味噌汁は沸騰させてはいけないと言いますが、こと魚の味噌汁に関しては、それは当たりません。味噌の味が魚に少し染み込むくらいで良いのです。
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